紀伊半島の環境保と地域持続性ネットワーク 紀伊・環境保全&持続性研究所(三重県津市)
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 三重県津市一身田の新池 

 新池という名前のため池は、津市だけでも幾つかある。これらのため池がいつ頃から後に造られたので、このような画一的な名称が付けられたのであろうか。他の名前のため池を含め、それぞれの築年の調査は今後の課題である。

 三重県津市一身田の新池には、昭和31年に堰堤が改修されたという石碑が建てられている。このため池は、一方が道路に面しているが、コンクリート護岸の上に危険防止のパイプ柵が設置されている。

 その対岸には農家があり、サクラやモミジの木が植えられているので、春には桜花、秋には紅葉を楽しめる。ため池の奥まった岸辺は雑木林となっており、春には新緑が、秋には様々な色合いの紅葉が見られる。

 このため池は、津市一身田地区の水田に灌漑水を供給する農業用であるが、上記のように周辺住民にとっても四季折々に、散歩がてら景観を楽しむことができる。新池に流入する小川や排水溝はなく、水の透視度は比較的良い。

 この池の生物については、「ため池の生物相調査」で、魚類等の生物相を紹介した。
 
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三重県津市一身田の新池
 新池の堰堤上から、ため池の奥と、左手の道路側の岸を見る。
一身田の新池の岸
 新池の道路沿いのコンクリート護岸とその先に危険防止用のパイプ柵、その左側には堰堤が見える。
一身田の新池の岸に咲く桜
 新池の堰堤上から、道路と反対側の岸の桜を見る。堰堤上には、2羽の野生カモと、その向こうに釣り人が見える。
一身田新池の秋の紅葉  秋深くなり、新池の奥まった岸辺の雑木林は、様々な色に紅葉する。 
一身田新池の上手のヨシ原
 新池の奥まった部分には、ヨシが生育している。ヨシ原は、魚の産卵や稚魚の生育に重要な役割を果たしている。  

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